電車に乗っていて思います。公共の場所であるにも関わらず、自己中心的な振る舞いをする乗客が増えた、と。

混んでいるのに隣の迷惑を顧みずに雑誌を開いて読んでいたり、化粧をしていたり、匂いのする食べ物を食べていたり、自分の部屋にいるかのようにくつろぎ過ぎている若者がいたり、と。

いったいマナーの悪さの原因はどこにあるのでしょう?

 

パブリックとプライベートの概念がズレている

考えてみると、日本ではプライベートとパブリックの正しい概念が通用しないように思えるのです。それは特に家庭のしつけや家の使い方などにも起因します。

パブリックとは、単純に皆が共有する、ということではありません。「お互いに気持ちよく」共有するということです。それに対してプライベートとは自分の世界というわけではありません。他人に見せない世界ということです。

お互いに気持ちよく、という概念のパブリシティーを意識していれば、公共の場所やモノにおいて、他の人に迷惑をかけることはいけない、ということが分かります。他人に見せない世界という
概念のプライバシーを念頭に置いておけば、自分らしさと自分の恥さらしをしっかりと分けることができます。

家で、正しい「パブリック」「プライベート」の概念が教えられているでしょうか? 学校では? 会社では? 日本全体の社会では?

 

「個性」を勘違いしない

正しく理解している人しか、正しく教えることはできないわけです。「みっともないからやめなさい」ではなく、「他の人にとって不快だからやめなさい」という方が的を得ています。何がみっともないか、何が恥ずかしいことかというのが「個性」で片づけられてしまうと、パブリックとプライベートの線引きは曖昧になりますからね。

日本人は外国人と比べて社交性が低い、と言われることの原因がこういうところにもあると思った方がよいでしょう。

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