どうしてこんな家が建てられるの!?
2009年に新築して以来、住宅・建築業界のプロも家づくりに興味を持つ一般の方も、家族それぞれの友人・知人たちも含めて、実に大勢の皆様が感激してくださっています、私、松岡在丸の自宅です。
この家を建てることができたこと自体、元祖・住環境アドバイザーとして得てきた経験とすべてのノウハウの集大成であると自負しています。
この建物の凄さをこのページで簡単にご説明します。とはいえ、決してハードウェア面での説明ではないということをご了承ください。この建物の各仕様から、私や家族が何をどのように感じているか、どうして『絆』を深めることができるのかをイメージしながら、お読みください。
重厚な太い柱が支える『安心感』
『グランド・ピラー(雄大な柱)』と呼ぶにふさわしい、40センチメートル角(13寸角)の柱です。
40センチメートルといえば、あなたの指先から肘までの長さくらい。この先を読み進める前に、一辺が40センチの柱が実際にどれほどの太さなのかを想像してみてください。
その巨木が広いLDKの真ん中にそびえ立っているという感覚はどのようなものだと思いますか?
住んでみて実感したのは、「本当の安心感というのはこういうことだったのか」という思いでした。
この太い柱は、見た目だけではなく、構造的にも建物をしっかり支えています。言葉だけではない「安心感」がそこにあるんです。
見学者が松岡邸に入ると真っ先にこの『グランド・ピラー』に触れます。初めて目にする幼い子供たちもこの柱にしがみつき、そしてその周囲を駆け回ります。
構造躯体の他の柱についても、一般的な住宅建築では3.5寸から4寸、太くても5寸角の柱までしか使われませんが、松岡邸はすべての構造柱に7寸角の通し柱を採用しています。
こんな太い柱の家、東京に他にあるでしょうか…?
大吹き抜けが実現する家族の『一体感』
『グランド・ピラー』および7寸角の構造躯体が可能にしてくれるもののひとつが、大きな吹き抜けによる大空間です。
太陽の光がたっぷり入り込む吹き抜け。
階段を上って面する、床のない大空間。
吹き抜けに面した部屋には室内側にも窓を設けており、LDKにいる家族と同じ空気を感じることができます。
吹き抜けは住宅の構造的強さを奪うものとして設計者を悩まされることがありますが、松岡邸ではそのような悩みは皆無です。構造躯体が頑丈だから。
これだけの空間がありながら、耐震等級3を余裕で取得。一般規模の木造住宅としては、もっとも頑丈な家と呼べるのです。
ピュアホワイトが演出する『開放感』
壁や階段は白を基調とし、室内に露出した梁や柱の木の色や木目が際立つようにしています。
無垢の木の良さを活かそうと、壁も床も天井も無垢材が使われるという住まいもありますが、松岡邸は珪藻土クロスを使って白い壁や天井を採用しました。
階段も白くすることによって、一階と二階を隔てる『見えない壁』が視覚的にも消え去り、LDKが二階と一体化した感覚に包まれるのです。
また、白は他の家具や雑貨とのマッチングも良いので、インテリア性がぶつかってしまうこともありませんでした。
木や絨毯の柄・模様が活かされるのがピュア・ホワイトの色調。
無垢の木ばかりを主張するのではなく、そこに住む私たち家族にあわせて居心地の良い色合いを追求した結果、開放的で明るく、さわやかな空間になったんです。
遊び心をくすぐる家族の『隠れ家』
二階上部にはロフトスペースを設けており、屋上バルコニーも作ってあります。
このバルコニー、高さでいうと3階になりますから、他の家からはほとんど見えません。
ここで、家族でランチをしたり友人たちとビア・ガーデンをしたりと、隠れ家的な空間として楽しく過ごすことができるんです。
我が家に遊びに来る人の多くが、このバルコニーを気に入って同様のバルコニーが欲しいとおっしゃいます。
このバルコニーから眺める夕陽の美しさ、ぜひとも皆様にも味わっていただきたい…。
オープンキッチンで過ごせる『充実感』
松岡邸ではカウンターキッチンを採用しています。カウンターキッチンにしても十分広いダイニングだから。
また、電磁波の影響を懸念して、調理器には遠赤外線ラジエントヒーターを選択しました。
料理を楽しみながらダイニングテーブルにいる家族と顔を合わせて会話を楽しむことができますし、リビングでくつろぐ家族とコミュニケーションを図ることもできます。
キッチンがオープンであるということは、ゲストの訪問時にもキッチンをきれいにしておかなければいけないということです。
これって、意外と難しいと思いますか?
「キッチンを見られないように」ではなく、「魅せるキッチン」にしたいと考えると、ライフスタイルまで変わります。
作業をしやすい、楽しいキッチン仕様にすることは重要なんですね。妻も「とても使いやすい」と喜んでいますし、娘が友達を招待したとき、妻が料理を振舞うその様子を見て、「松岡さんのお母さんって、すごいね!」と驚いているとか。
父親としても夫としても、そして家づくりに携わる人間としても、本当にうれしい限りです。
光・空気・広さで達成する『健康と快適感』
太陽の光がよく差し込んで、とにかく明るいんです。そして広いので空気がよどまない。
断熱性能もこだわっているので夏は涼しく、冬は暖かい。こうした一つ一つの要素が、快適さや健康に影響するんですね。
ゲストの多くが、「明るい家ってこんなに違うんだ!?」とおっしゃいます。
天井が高いので幼い子供にとっても長い時間を家で過ごす主婦やお年寄りの方にとっても、優雅なゆとりを持ち続けることができます。
光と空気と広さの関連性が、この建物なら肌でわかるようになります。
造の可能性を広げる『自由な発想』
一見すると鉄筋コンクリート造に見える、と言われます。
そして正面の28枚のガラスが、周囲の家とは一線を画したスタイリッシュさを演出しています。
中に入ると太い無垢の柱や梁が露出している自然派大空間が広がっています。
私も家族もこの家を『クリスタル・ハウス』と呼んでいますが、それはまるで、外側は岩のようでも中は輝かしいクリスタルのようなイメージにピッタリの呼び名です。
この建物を見かけた見知らぬ方が写真を撮っていくことも多いんですよ。
こうした自由な発想の住宅を、木造で実現しているということに多くの方が驚かれます。太い柱(宮崎県産)だからこそ実現できた、まさに21世紀の最先端を行く木造住宅です。
最後に、この家を建てた目的と思いを、動画でご覧ください。
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